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いい本を買った

  • 2018/03/25(日) 09:41:35

 1週間ほど前に到着し、通しで読んだすぐその後
また読み返してしまうほど面白い技術書に当たった。

 「ハリウッド映画の実例に学ぶ映画制作論
BETWEEN THE SCENES」
という本で、英語の部分が示すとおり、
場面転換に焦点を当てて書かれた本。

 広く言えば、場面と場面を効果的につなげるテクニック、と
(一つ一つの場面を関係性の中で引き立てる、とも)
言うべきかもしれない。

 シーンの対比とか切り替えの効果はもちろんとして
「場所移動のカット」に関してもかなり触れている。

 ゲームにおける移動に関して悩んでいる身としては
棚からぼた餅というか、ウルトラ超ラッキーだった。

 もちろんこれがそのまま使えるワケではないけど……
何というべきか、読んでいる時にフと
考えを揺さぶられる本と言った方がいいかもしれない。

 上の表現だと誤解が出るかも知れない笑
良く言うと、こちらのクリエイションを刺激してくるような
啓示に溢れる良書であるのだ。



 ちなみに、脚本術の本ではなく、
もっと遠いところから眺めた時の
編集術の本と言った方がいいかもしれない。

 映画全体のリズムの中で
シーンの長さ・トーンに語る箇所もあるので
まちがいなく演出寄りとは言える。

 自分としてはそこら辺に関する本がほしかったので
ピッタリではあったけど、
「主人公をどう動かすべきなんだ!」とか
「誰と対決させるべきなんだ!」といった
そういった問いかけは、空振りに終わるだろう。

 とりわけリズムという点に触れている技術書は
意外とないので、かなり勉強になった。

 あと嬉しいのは、原著が出たのが2014年と、
ワリと最近なことだろうか。

 シーンの平均時間も今昔で語っていたり、
スマホ視聴を前提とした場合、どういうカットが増えるかとか
そういったことに関しても触れている。



 全体の大雑把な評価としては、とてもピンポイントかつ
「ほぼ誰も触れていない要素」だからこそ
この本は抑えると強いものになるかもしれない……。

 大体こういうのって有用性が認められると、
他の本で断片的にパクられることが多いけど
まぁそれは別の話だわな笑

 ああいうのは本当、中途半端に教えるぐらいだったら
元の本を教えてくれよという気持ちになるけど……
これもまぁ別の話としておこうか笑

 そういう意味でも、いつか自分が勉強した本を
レビュー含めてガッチリあげていきたい。

 プレミア付いてしまったものもあって、
技術書を買うのも命がけの時代になってしまったからこそ。



 しかし、ある程度……体験版分の1/3ぐらい作れたら
チャチャッとα版を公開したいという気持ちが強い。

 というのも、街に出すNPCをガッツリ募集したいのだ。

 昔は「そういうのってどうなの?」って思ってたけど、
今……ゲームの構造として、恐らく街の変化を描く際
人々の人間模様が必要になると考えている状況では、
とにかく乗り気な人を募集したい。

 こういうのこそ色々な本を読んで
そこから参照すればいいじゃんと思うかも知れないけど、
できる限り素朴な人を出したい
(そしてめちゃくちゃにしたい)と思っている。

 本に出るような人というのは、往々にして
「飛び抜けている」人なのは間違いないし、
素朴な人々を自分の頭や、周囲の人間で済ませるのは
やはり限度があるように思える。

 勝手に作品に出して勝手にメチャクチャにするのも
どうかと思うし、少なくとも会いに行こうと思えば
いくらでも会える距離感であるべきというのもあるけど笑

 ただ、一度募集し始めたら「やっぱナシで」とは言えないので
よくよく考えながら……まずはお話の足場、
体験版分の流れを組んでいきたい……。