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原理を追い求めて

  • 2017/07/14(金) 08:03:07

 前回の記事から、もう少し引いた目線で
構成について色々と考えている。
全体で見て、各箇所の役割と言ってもいいか。

 例えば(連載形式のものは異なったりするけど)
多くの映画、あるいは構成について練られたマンガは
前半部分と後半部分を分けることができる。

 映画に関してはとりわけ顕著で、
意識して見れば、あぁこれだな、とすぐに理解できる
分水嶺のようなシーン・イベントが必ず用意されている。

 ミッドポイントと名前を付けられているように、
時間にして丁度半分ぐらいだから、
……まぁ何か見る時の雑学程度に。



 ここまではいい。誰でもわかる。
早い話、前後半にわけますよ、というだけのこと。

 今とにかく考えているのは
前後半に分ける意味って何?ってこと。

 前後半で重みが~とかまぁ相違点はいくらでもある。
なんで前半でエンジンかけないの?って話。

 もう少し踏み込むと、1幕と2幕後半ってのは
主人公に対しての構成上の役割が非常に似ている。
結局は、何かを捨てさせて前に進む決断を促す。これ。

 で、なんでそれ2回やらせるのだろうか。
それこそ、ラスボスからめたくそにされるのを1幕で済ませ、
最後まで駆け抜けるという考えもあるはず。



 細かいことはさておき、2つにわける必要性は痛感している。
種々の経典・神話等がこの構成を多くとる以上、
何かしらの絶対性がある。
何千年も生き残ったものには敬意を払うべきではないか。

 絶対に今までの歴史上、アホの考えで
別の構成をとったものもあるだろうけど、
それが生き残っていないことを考えると
理由の発掘にはしがみついていきたい。

 ある程度は言語化もできてきたし、
もうあと数押しという体感はある。



 ここまで言っておいてアレだけど、どれだけ考えても
「そのメディアで求められていないもの」を出しても
ムダなのはしっかりと理解している笑

 ゲームやマンガで文学的なことやっても、
絶対にウケるわけがない。

 結局はキャラクタの掘り下げ。
白泉社社長、鳥嶋和彦氏の言うとおり。本当に。



 そこらへんを加味してまとめると、
「キャラクタを掘り下げるという一点において
構成の各パーツが持つ意味合いを考え直していた」と
こういった表現が適切かもしれない。

 そして、それがようやく見えてきた、と。
もちろん、ゲームシナリオにおいて
という但し書きが必要なことは言うまでもないけどね。

 マンガ・映画に倣い始めた時期と
RPG凋落の時期が大体同じなのは
よくよく考えるべき事案だろう。